僕とおじいちゃんと魔法の塔E




去年の初夏に北海道に取材旅行に行ったのが、やっとこさ本になったど―――!!!!



遅れてすまぬ。



講談社のラスベガス取材に対抗してか(笑)、「北海道へ取材旅行に行きましょう!」と角川さんが言い出して、3泊4日で行ってきた。

北海道は、子どもの頃に一度行ったきりで、あまり何も覚えていない。確か、熊牧場に行ったのと、5月なのに雪があったのが、南国生まれの私にとって不思議というか、嬉しかったのと、自販機の三角牛乳パックの牛乳がすごくおいしかったのが印象に残っている。

旅行のスケジュールは、旭川→富良野→釧路。これは、私と担当さんが考えた。「旭山動物園」「富良野」「釧路湿原」は、修学旅行生が行きそうだよなということで。


当時の北海道が蒸し暑かったのは事実で、空港を出た時にはガッカリしたもんだ。なんかこう、爽やかな風に全身を洗われるようなのを期待していたのに。大阪と変わらないじゃん!(`3´)



旭山動物園。暑さにへたれこむ動物たち。

  

暑かったわ〜。事前の天気予報じゃ雨だったんで、まさか雨傘を日傘代わりに使うとは。



2日目は、富良野。


ファーム富良野で食べたランチとラベンダーソフトクリーム。

  

素晴らしい景色といい空気の中じゃ、何を食べてもおいしいよねぇ〜。 それにしても、ラベンダーソフトクリームは、もんのすごくおいしかった!!! これは、お取り寄せでは味わえないと思うから、ぜひ現地に行って楽しんでもらいたい。 とにかく、びっくりするほどおいしいから。



3日目は、釧路。

ホテルのバイキングに出てきた、海鮮のっけ丼。うまかった……!!!

この時、私が泊まったホテルはビジネスホテルだったので、サラリーマンが多くいた。私の席のちょっと向こう側の若いサラリーマンが、ご飯が見えなくなるほど、いくらをこれでもかと載せていたので笑ってしまったよ。贅沢したくなるよな。


この朝市は、釧路駅から本当に徒歩2〜3分のところにある。

  

花咲ガニの花畑と、でっかい蛸の頭。この蛸、相当でかかったんだろうなぁ〜。蛸の頭を売ってるなんて、初めて見た。



釧路湿原の東側を見学。

  釧路川でカヌーができるのは、東側。


おにぎりを食べた場所に、ワンコがいた♪ このおにぎり、メッチャうまかったわぁ〜。デザートにたべたソフトクリームも、メッチャうまかったわぁああ〜〜〜!(′▽`)



釧路湿原の西側へ。

  展望台からの眺め。

  これが、木道。


作品では、西側の木道の方を使った。



以上で取材旅行は終了。


ところで。取材をした部分は、作品にするとき楽だったんだけど、それだけじゃ物語は成り立たなくて、騒ぎを起こしそうなキャラがいる……ということで悩んだ。そう。こんな時は……こんな時は!



困った時のアンチ頼み!! YE━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━S!!



さっそく、ネットで探してみたらば……



いたよ〜〜〜!! やっぱり、いてくれたよ〜〜〜!! 君、採用!!(笑)


もうね……。そのイタイ発言から、キャラがすごく立ってるんだ。私には、そのイタイ発言だけで、彼女(絶対女)の容姿から性格から家族から家柄からが、ババババ―――ッと浮かんでくるんだよ。 


ネットには、そんな子がウヨウヨいる。ありがたい(笑)


もちろん、その発言からだけで、その子のすべてを断定なんてしないよ。これは、あくまでも「想像」だから。だから、作品に使える。「これ、私のことでしょ」なんて言ってくるバカはいないだろう。いたら恐いけど。



ということで、今回も、アンチの諸君には本当にお世話になった。いつもいつもありがとう。これからも、私のためにイタイ発言をしてくれ。 



そのアンチに絡んでの話なんだが、今回の作品の中にも「作品の大前提を考えないで批判する」奴が出てくる。
たとえば妖アパなら、「児童書で、青春小説で、ファンタジー」という大前提がある。これを全く無視して「子ども向けみたい」「説教臭い、甘いことばかり、できすぎのキャラ」「実際はあんなにうまくいくわけない」などと「批判しているつもり」の奴が大勢いるのだ。

この話をR先生と話した。「怪談作家の福澤徹三さんが、『忌談2』のまえがきで、『忌談』を発表した時、内容が怪談実話だけではないことを、えらく批判されたと書いてて、でも、本のまえがきで、本書は実話だけではないと断っていたのだが……と。あれ、怒ってるね」
と、私が言ったところ、R先生は「私の作品も同じだよ。”子ども向けなら面白いのに”なんて言われる」と、言った。

R先生の作品って……どこからどう見ても「子ども向け」なんですけど…………(ー_ー;)



いったい、なんなんだろうね。この「大前提を無視する読者」って……。そしてそんな奴に限って、鬼の首を取ったように批判してるって。

こういう読者ってなんなの?? 読解力がないの?? それとも、小説というのは、すべて「現代小説」だと思っているの???

謎だ。小説を読まない……いや、読めない私ですら、青春小説と現代小説は違うとわかるだろう(読んでないからわからないけど)。 わかるだろ???? フツー、わかるだろ???? わからないもんなの??????



謎だ……。


いやまぁ……、その「大前提を無視する奴」のおかげで、この「塔6」は、無事仕上がったから……まぁ、感謝はしてるけどね (*´ω`*)テヘ



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