僕とおじいちゃんと魔法の塔A




つくづく……前に書いていて良かったと思う。
一身上の都合で仕事以外のことで、もー忙しくて忙しくて忙しくて、 2010年の上半期は、な〜〜〜んもできなかった。でも、あらかじめ書きためておいた 「塔2」や、妖アパの文庫は出た。ありがたいことである。


それはさておき。


1巻のあとがきで書いた通り、2巻目からはいきなり「高校生編」が始まる。

龍神も信久もすっかり成長した。
ひたすら優しくて弱かった龍神は、秀士郎の孫らしくキツ〜〜〜クしてみた。

今後は、この子どもたちの周りで起きるさまざまな出来事を書いてゆく……ことになる。龍神は、もうあまり成長しないだろうが、 信久はまだ、好きなことも将来のことも決まっていない。迷える青春を彷徨い中である。ビバ、青春(笑)

龍神の弟和人も成長した。「良い子」は、自分の中の「暗い部分」を乗り越え、「普通の子ども」になったようだ。




塔の設定を少し。




2巻からの最大の特徴は、こいつ。魔女エスペロス。

「僕〜塔」は、「妖アパ」のような、主人公の成長物語ではなく、「地獄堂」のようなエピソードものなので、 物語をひっぱるものが必要になった。
……なんて、熟考してできたわけでもなく(笑)、なんか変化が欲しかっただけだったかも。
せっかくの魔法の塔だし、1巻を書き直した時、より魔術的な意味を込めたので、なんか「向こう側」から何かくれば 面白いかもな〜と思った。
龍神は老成しちゃったし(笑)、 信久はノーテンキだし、秀士郎は年寄りなので、元気に動き回るキャラができて良かった。

ゴスロリにしたのはなぜだろう? 「Dグレ」のロードが可愛かったから? 魔女といえば、ゴスロリでしょう、だから?  まぁ、もともとゴスロリのイメージって、イコール悪魔、魔女、死って感じだけど。とにかく、 ゴスロリと、とっても可愛い美少女と、魔女、の取り合わせは面白いとは思う。 


エスペロスと秀士郎のツーショットはお気に入り。美少女と大人の男……はぁはぁ。好きだ。

エスペロスは、希望通りよく動いてくれて助かった。この調子で、物語をグイグイ引っ張っていってくれ!!





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