「キラキラデイズ」



もともと、ポプラ社から発売された「Twinkle・ひかりもの」という単行本の文庫化。
あとがきにも書かれていたが、当時は、東日本の作家と、西日本の作家に分かれて本を出すという企画だった。
私は、ポプラ社の仕事は控えていたが、責任編集が令丈ヒロ子先生というので、これは断ることはできぬ……ということで、寄稿することになったのだ。

舞台は西日本。主人公は中学生。そして、「光る」というキーワードを入れる……という縛りがあった。

私にしては珍しく、幽霊も妖怪も魔法もなしの、中学生男子二人だけの、ひたすらピュア〜な会話。
ファンの中には、「いつ幽霊や妖怪が出てくるのだろう」と思いながら読んだ人もいた(笑)。
私としては、この短編はお気に入りの一つである。 



この単行本が、文庫本になったのは、ポプラ社が「ほったらかしていた」からである。 せめて文庫化してくれていたらなぁと、皆さんの作家としての意見は一致している。 そこに、新潮社から「文庫化させてもらいたい」との申し出があったものだから、参加作家全員が

「ぜひ!!!!!」

と言ったのも、当然のことだろう。



文庫本でも、私の作品が「取り」なのは、大変恐縮です! (´ε`;)

あ、当然といったらなんだけど、自分以外の作家さんの作品は読んでません。すいません、すいません、すいません。



      




inserted by FC2 system