「大浪花の様子が知りたい！」とネタを提供したのは、またもや担当さん。　担当さんは、本当に貪欲である（笑）。

これ以前に、「妖アパ」のファンである担当さんは、「妖アパ�F」に出てきた「雷馬」に、いたく喰い付いてきて（いつものように、 なぜだがよくわからない）、「大江戸の世界にも、雷馬は来るんでしょうか o(≧∀≦)o」と言い続けていた。　
ほんじゃまぁ、出してみっかということで、「大浪花には毎年雷馬がやってくる」という設定になったのである。

雷馬の元ネタ（というか、これを見て雷馬を思いついた）は、諸星大二郎さんの「かおかお様」である。雷馬とかおかお様は似ても 似つかないが、「どこからともなくやって来て、またどこへともなく去ってゆく」とか「誰もそれがなんなのか知らない」という 設定がすごくツボだった。かおかお様そのものも好きだが。

だから、雷馬の正体はなんなのか、どこの世界のものなのか、誰も知らない。探ることもできない。
ただやって来ては、去るだけ。まさに「嵐という現象」なのである。

大浪花の様子は、書いていて楽しかった。参考にしたのは、「難波」とか「道頓堀」とかである。
私個人は、いわゆる「ミナミ」という場所は苦手。方角的にも相性が悪い。なんとなく、あまりいい思い出がない場所である。 急に具合が悪くなったとか（あ、霊的な意味じゃないよ/笑）

お気に入りは、将軍なのに肝も身体も小っこいおっさん「西方」様。あ、ただし、モデルは「池乃めだか」ではありません、念のため。　 将軍西方と家老の関係も好きです。

そして……

ついに、 ｷﾀ━━━━━(ﾟ ∀ﾟ )━━━━━!!!!!

大江戸の上様 o(≧∀≦)o！！！

都合により、「銀魂」の高杉晋助でお送りしております。

そうそう。裏では「都合により銀魂の高杉晋助」ってことになってるけど、だからといって「大江戸の上様って、完全に高杉晋助の パクリじゃん！」なんて、うっかり大声で言わないようにね。だって、本編には上様の容姿どころか、「性別」さえ明記されてないん だから。「銀魂のパクリだ」なんて言ったら、とんだ赤っ恥をかいちゃうゾ(b^-゜)
追記：これを忘れてた。また突っ込まれちゃう。西方が東方のことを「男」と言ってるけど、これは西方の主観に過ぎない というか、西方には男に見えるというか。とにかくこの世界では、性別はひどくあやふやな設定であるということ。
このことは、いずれ本編に出てくるだろうけど、裏では今のうちに言っておこうと思う。でないと、今せっかちに突っ込んだ人に、 のちのち恥をかかせちゃ悪いもんねぇ〜( ゜∇゜)ｳﾌﾌﾌﾌ

こんな上様かも知れない。これはこれで萌えるかも……(*´Д｀)/ヽァ/ヽァ

将軍東方と鬼火の旦那の関係も……ものすごくいろいろ 妄想 想像できるねぇ。むっふっふ♪

どうもそのようですねぇ（笑）
「誰かに似てるなぁ」と思っていたら、こういうことだったのか。

鬼火の旦那には、修繕屋の他にもう一人「同じ自分」がいる。
だが、このキャラは、おそらくこれから先もどこにも登場することはないだろう。次元が違い過ぎるからである。

修繕屋の関西弁は、やっぱり書いてて楽しい〜♪

今回の目玉は、雷馬ではなく食い倒れなので、美味そうな食べ物がいっぱい出てくる。　やはり、美味いものを「美味い美味い」と 食ってこそ、人生の華。
秋刀魚の塩焼きも海老と穴子の函寿司もいいが、書いてて無性に食べたくなったのは、たこ焼き！　そして、味噌を塗った握り飯だ。　 ああ、日本人に生まれて良かったよ。

そして、絶品豆腐のおでんと、その汁を使ったおでんうどんは、うちの実家の近所にホントにあるのだ。これが実物。

「Ｋ」というお好み焼きのお店なんだけど、おでんもある。
このおでんがサイコーに美味いのだ！　特に豆腐はもう…… （′▽｀)〜3　 そして、おでんうどん（おでん雑炊もある）がまた……あー、たまらん。こんなの夜中に書くもんじゃない（今、午前４時）。

最後にお詫びを。……I書店さんには、まことにまことに申し訳ないことをいたしまして、まことにまことに申し訳ありません。
I書店さんの作品を放ったらかしにしてるどころか、そこで使ってたキャラをよその出版社の作品に登場させるなんて！！　 ごごごご……ごめんなさ〜〜〜〜〜い ( ＞Д＜；)　
なのに、大江戸の担当さんが、あちらの担当さんに話を通したら「香月先生は、立体的にお話を作る方だから」と、感心しておられたと！　 ぐぉめんなさ〜〜〜〜〜いぃぃいい！！！ <(ﾟﾛﾟ;)>ﾉｫｵｵｵｵｵ!!