妖怪アパートの幽雅な日常 9






妖アパも9巻……か。


この夏、父が入院して、その付き添いにほぼ毎日病院へ通い、病院で何時間も過ごさねばならなくなった。 それはそれで大変だったのだが、その「何時間」の間に原稿を書くことができたのは幸いだった。
ほぼ毎日、病院のカフェで食事をしながら「妖アパ9」を書いたら、あっという間にできてしまった。内容が「文化祭中心」と、 楽しく書けることもあり、第一稿は、なんと2週間でできた! スピード記録!!(≧▽≦)



ま、その最たる象徴は、もちろん千晶ちゃん!!

ただでさえ、文化祭は何をやろうかと、自分も高校生になって考えるので楽しいのに、千晶先生中心で考えるのだから楽しいこと この上ないのである。もう、思わず仕事ってことを忘れそうになる(え、忘れてるって? いやぁ、それほどでも/照)。

「男子学生服喫茶」にしようとは、前々から考えていた。そして、千晶先生がオーナーなのも。白ランを着せようと思ったのは、 いつかな? 
「白ラン」というものは、萌えの世界では、なんか特別なものらしいが、そこらへんはあまり詳しくない。「生徒会長が着ている もので、古くは『うる星やつら』の面堂が着ていた」と、『となりの801ちゃん』に解説が載っているが、私が千晶先生に白ランを 着せたかったのは、面堂が着ていたからではない。それは……


『帝都大戦』の加藤昌也!


彼が、なぜか知らんが、上着の丈のちょっと長い白い学生服を着ていたのだ。それが、えらくカッコ良かった (′▽`)〜3
私の白ランの原点は、たぶんココ。決して、面堂終太郎ではないことを名言しておく! 千晶先生と面堂を重ねないように!


さて。
ヤレ、出番が少なくなっただの影が薄くなっただのヘタレになっただの、ペソだの、どんだけ頑張っても30円だの、慶二さんに 比べて貧相だの同じDNAだとは思えないだのと言われている長谷だが。


本編では、大変かっこいいキャラだということをお忘れなく!
(特に作者!)



文化祭の5巻、修学旅行の6巻、そして、夕士と千晶先生とでなければ成り立たない8巻と、長谷が物理的に登場できないエピソードが 続いてしまった(これが、長谷ヘタレ説を生んだ原因かと思われる)ので、次の10巻への布石も兼ねて、長谷の登場シーンを 多めに(しかもカッコよく)盛り込んでみたぞ(b^-゜) ……って、こういうことを言うこと自体が、もう長谷のダメさを象徴している と言われたけど(笑)。





その不肖の息子に比べ、「どこを切ってもカッコイイの金太郎飴」の慶二さん。

今回は、より多くの記述が出てくる。
スーツはランバンや銀座サムライ。時計は、エベル・スポーツ。煙草は、ソブラニー・ブラック・ロシアン、などなど。一部の人、さらに 大喜び。長谷研特別名誉顧問様のお心も動かした(笑)さすが慶二さんだ(≧▽≦)b

なんでもできる慶二さん。その基礎は、イギリス留学時代にある。
親友(笑)のワトソンさんと、ありとあらゆるスポーツ、遊びをやりまくった。ワトソンさんがそうできる地位にあったからだ。 たとえば、射撃やポロ、アーチェリー、スカイダイビング、スキューバ、フェンシングなど。庶民では簡単にできないことが、 ワトソンさんと一緒だった慶二さんにはできたのである。

長谷がそうなれるのは、まだまだこれからということだな。


   


8巻に引き続き、ご登場のお二人さん。カオルちゃんとマサムネさん。今回は、二人の記述も多い。
「手のかかるネコ」の面倒を一番みているカオルちゃん。可愛くて仕方ないく・せ・に(笑)
8巻の事件の後、入院した千晶ちゃんがまず連絡を取ったのがカオルちゃん。こういう時、千晶ちゃんは家族よりも、カオルちゃん につなぎを取る。次に、ホームドクターの山本医師とマサムネさん。マサムネさんは、千晶ちゃんの世話と 、いろんな連絡やら手続きやらの事務を担う。

今回、ついに本誌に登場「クラブ・エヴァートン」。そして、クリストファー・エヴァートン。
千晶ちゃんが、このクラブの元経営者だということも明らかとなった。スティングレーと美那子に続き、シンとビアンキの名前も出た。
本誌では、これ以上のことはもう出ないと思うが、千晶ちゃんたちの学生時代のエピソードは、もう山のようにあるらしいのだ。神様に よれば!(笑)



豊穣の秋らしく、今回はるり子さんの料理もたくさん出してみたぞ。
いよいよ、鍋の美味い季節がやって来たな。

むか〜しむかし、私も本家の庭で、新聞を燃やしてサツマイモを焼いたことがある。あれは美味かったなぁ〜。


小中高〜二十代前半頃までは、実年齢的にも若いので、イコール「イタイ」のは当たり前だ。それでも、携帯やネットがあるがために、 ただの「幼い子ども」というだけではすまず、匿名で誹謗中傷をほざくような「キチガイ」になるのは、まったくもって「現代っ子の 不幸」と言わざるを得ない。本当に、私がガキの頃にネットがなくて良かったと何度も思う。

たいがいの「プチキチガイ」は、年齢とともに治ってゆく。
今、この瞬間にも、携帯やネットで 匿名でバカなカキコミをしているガキどもが、 年齢とともに治ることもできないような「重傷」に陥らないことを祈るばかりだ。


友達と美味いものを食いながら楽しい話で盛り上がれよ、ガキどもよ!




         
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