妖怪アパートの幽雅な日常 7







意外……。

夕士が勝手に動いた(笑)


私は、夕士はずっと就職を目指すものと考えていた。だから、公務員試験の受験の仕方とか調べなくちゃな〜とか思っていたのに。 まさか大学に行きたいと言い出すなんて、ユークンったら(笑)。

だが、これで10巻でのカタルシスが大きくなったかもしれん。

これもひとつの 「壮大な伏線」なのだ!(後付け)


夕士は「手に職をつける」ためでもなく、「キャリアを積む」ためでもなく、ただ純粋に知識と好奇心のための勉強をしたいと思った。
知識を通して好奇心を刺激し、考える力を鍛え、世界を広げたいと思った。それが金儲けの役には立たなくても。
大学の四年間だけ「浮世離れ」してみたいと思ったのだ。贅沢な話ではある(笑)



だが同じ「浮世離れ」でも、若き日のまり子さんは、何も「肌で感じられない」生き方だった。
「贅沢」も「楽しい」も、それだけでは私たちは成り立たないのだ。その基本に「生身の自分」なくしては。


焼いたら美味そうな鳥皮の手触り、化けおたまじゃくしのタマちゃん(笑)
「ゴムゴムのタマちゃんなんですね」と担当さんは言ったが、伸び〜〜〜る手の元ネタは「ワンピース」ではなく


「猫目小僧」

わかる人はごく少数であろう!(大笑)


梅図かずおの名作「猫目小僧」の中に、猫目小僧がいつも荷物をさして肩に担いでいる「木の枝」が化ける…というエピソードがあった。
手も足もない大きなイモ虫( …というより”五平餅”が一番近い形かな )、猫目小僧は「ないない」と呼んでいたが、この妖怪は赤ン坊のように 何もできず、エーンエーンと泣くばっかりで、猫目小僧は「うっとうしい」と思いつつ、ほんのり愛情を感じる……というような内容だったと 思う( ウロ覚え )。





はい。今回はセリフも出てきた長谷慶二さん。一部の人、大喜び!

長谷はこのパパから、いったいどのような「大人の勉強」をさせてもらっているのであろうか! o(≧∀≦)o

のぞきた〜〜〜い!!(笑)

最高級の料理に、酒に、煙草。そして……女。
一部の方々は「長谷が女と? イヤ〜〜〜!」と思うかもしれないが(笑)、長谷が女を知らないわけがないじゃないか。それは、長谷が望む望まないの 問題ではなく、「キャリア」として(笑)必要なことなのだ。

慶二さんの「お勉強」は、これだけにとどまらず、クラブや料亭での「遊び方」や、スポーツ(フィッシングにゴルフなど)、ギャンブル、観劇に 芸術鑑賞など多方面にわたるだろう。楽しいばかりじゃないだろうなぁ。長谷にとっては案外「苦行」なのかも。




   

神谷生徒会長も卒業してしまいました。千晶先生のミニコンサートなくしてはおさまりません(笑)

「明日に架ける橋」の詩が、直前になって「使用禁止」とわかって慌てたよ(-。-;)。自分で訳した独自の詩でもダメなんだってさ。 でも、あの場面ではどうしても「明日に架ける橋」が使いたかったから、詩なしでいくことにした。やれやれ。

千晶先生のダチ、本誌に登場。アーサー・スティングレー、アメリカ人。美那子・ヴィーナス、日英ハーフ。どちらも千晶先生が中学〜高校に かけての間に知り合って、ずっと付き合いの続いているダチである。そこらへんの話は、9巻あたりで出せればいいな。


卒業といえば、秋音ちゃんもアパートを出て行ってしまいました。 秋音ちゃんも「介護師になりたい」と言うとは思っていなかった(笑)

秋音ちゃんの代わりに夕士の霊力トレーナーとしてやってきた、化け猫桔梗さん。 本の表紙ではババァに描かれていたが、見た目は「猫娘」である。



さて。突然「大学に行きたい」と夕士が言ったところで終わっている7巻。担当さんには「まるで昼ドラのようですね!」とか言われた(笑)。 「早く8巻が読みたくなる引き」だとも。いや、決して意識してやったわけではありません。でも、8巻をお楽しみに〜。


イベントで配ったペーパーのうちの「7巻予告編」をアップしておく。








         
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