妖怪アパートの幽雅な日常 C


夏休みだけで終わってしまった……!

当初の予定では、前半は夏休みのエピで、後半は新学期のエピを入れようと思っていたのだが、 新学期のエピが入らなくなってしまった。これって「儲け」?(笑)

今回は、るり子さんの料理がたくさん入った。
空腹時には読まないことをお勧めする(笑)。

←マリネした薄切り牛肉とトマトとハーブのサラダ、ポーチドエッグ添え

これからも同じようなことを描くとは思うが、重点を置いているのは「生のコミュニケーション」。
私が子どもの頃はなかった「携帯」「ネット」というツールがあるがゆえの不幸を、実感することすら できないのが今の子どもたちだ。
私(たち)は、今と昔を比較することができるが、今の子どもたちにはそれができない。だから 不幸だとは思えない(よって幸福だとも思えない)。
私は、私が子どもの頃に携帯やネットがあったら、まず間違いなくドップリとハマっているだろうと わかるから、今の子どもたちの「幸福」と「不幸」がわかる。それを実感できない悲しさがわかる。
それを実感できるように、できるだけ「生のコミュニケーション」にこだわってもらいたい。

まず、第一に「生のコミュニケーション」ありき。
携帯はその次の次ぐらい。ネットはさらに後の後の後。
家庭で、学校で、兄弟や友人や先輩後輩や知り合いたちと、面と向ってしゃべることだ。それがかなわない 者は、孤独に慣れることだ。
それをしないうちに、携帯やネットの「文字」に頼るなんて自分をダメにするだけだからな。

機械の上の文字には、「空気」もない「質感」もない「温度」もないのだ。しかし、コミュニケーションには それが必要なんだ。
会話の「空気を読む」、話の「質感を表現する」、相手との「温度差を感じる」。こういうことは、 文字だけでは絶対に身につかない。絶対に!

前にもどこかで書いたが、私はバカなガキが大っ嫌いである。
しかし、すべての子どもたちは「化ける可能性がある」と信じている。
有実のように。


今回もクリたんは可愛かった。長谷じゃなくてもメロメロになるというものだ。
以前に比べて活発に(笑)なってきたクリたん。
「アパート3」のファンレターの中に、 「次あたり、ママぐらいは言うかな?」というのがあったが、そのうち本当にしゃべるようになるかも。 いやいや、まだ未定だが。私はいつも勢いで描くので(笑)。


夕士はいろいろとよく頑張った(笑)。いい男になるだろうなぁ(萌)。
そうそう。「稲葉夕士の名前は、B'sの稲葉浩志(?)からとったんですか?」との質問があったが、 まったくの偶然である。なぜなら私は、B'sもルナシーもグレイも「区別がつかない」のである(爆)。
「ビーズ? アクセサリィの?」という程度の認識しかない。


今回、長谷の「お家の事情」がチラリと出てきた。ふ〜む、そうだったのか!(笑)
長谷家の事情は実は大変面白くて、へたに描いたらそればっかりになりそうなのでキケンである(笑)。 できれば漫画にしたいくらい、と思うのは、そのイメージが「のだめカンタービレ」に似ているから である(笑)。あの作者が描きそうな「ファミリー」なのである(笑)。講談社さん、どうか一つ(大笑)。


さて。龍さんからもらった「第三の眼」が、果たして今後の夕士と長谷にどのような影響を与えるのか?!  いやそれよりも、果たして私がそれを覚えているか?! 乞うご期待!!(笑)




      
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