妖怪アパートの幽雅な日常 番外編「妖怪アパートの幽雅な食卓」






嘘から出た誠になってしまった!
Σ(゜д゜;)

担当さん、本気だった!!
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)



ばくしょう




何度も言うが、私は自分の作品の中でよく食べ物を出すが、別に意識して出しているわけではない
食べ物を食べる、ということには特別な思いというか、神聖なこととか、生物としての、人間としての基本だとか、 美味いものを食べることこそ人生の華とか、そういうのはあるけど、

「さあ、美味しそうな食べ物を出しましたよ。美味しそうでしょう?」

なんて意識はさらさらない。特に「妖アパ」では、「賄いさん」がいるので食事は当然出るだろう!? ぐらいの意識しかなかった。

ところが、ここに多くの、実に多くの人々が「喰い付いて(食べ物だけに)」きてくれて、美味しそうだ美味しそうだと言ってくれたのは、 嬉しいことだけど、不思議だったのだ。「こんなに受けるとは?」って感じ。なかには「香月日輪は、料理の天才に違いない」なんて 思っている人もいるくらいである。





一番得意な料理?





卵かけご飯




ソレ、料理じゃありませんから――――――っ!!!



……というような作者は放ったらかして、「妖アパ」の担当さんはるり子さんの大ファン。かなり前から「るり子さんのお料理本」の 企画を口にしていた。 しかし、私は冗談だと思っていた。企画が企画のまま終わるのは、どの業界でもよくあることだ。だから私は、 何かの企画があると聞かされても、いつも「話3分の1」ぐらいに聞いている。「るり子さんのお料理本」もそうだった。

だが、担当さんはマジだったのだ。

ある日、「お料理本のことを、外部の業者さんに依頼しました!」と、報告が入った Σ(゜д゜;)
外部の業者というのは、料理本のようなジャンルの本を専門に扱っている出版社のことである。この会社は、料理の写真やイラスト、 レシピ作りなどを総合的に手がけるのだ。

今回の「妖怪アパートの幽雅な食卓」には、私はほとんど携わっていない。「妖アパ」の担当さんと、あちらの会社の担当さんFさん 二人で作ったようなものだ。私は素材の提供(厨房や食堂などのイラスト資料)と、SSを書き下ろしただけ。

このFさん、実に可愛い女性だった。「妖アパ」の個人的な大ファンでもある。
食堂などのイラスト資料提供の際に、「妖アパ」のキャラデザも見せたところ、「きゃああああああああ (☆Д☆)キラリーン♪」っと、 資料にかぶりついた。特に千晶先生(笑)。そのテンション、Kくらの編集さんと似ている(彼女も千晶ファン)。
私に電話をかけてくる時も「香月センセ〜〜〜〜〜ッ!!」ってな感じだ。メールも、いつも出だしは「香月センセ〜〜〜〜〜ッ!!」 だった(笑)。

好きな人に作ってもらうのが一番だよな。

Fさんは、「ありがとうございます!」と「なんでもご遠慮なくご指摘下さいっ!」を繰り返しつつ、「アレしたい」「コレしたい」 とリクも多い(笑)。その最大のリクエストが


書き下ろしSSが読みたいっっ!!!


だった。こんな可愛い女の子に頼まれちゃ、断れない(^^;)



「妖アパ」大好き女性二人が、よってたかって愛をつめこんでくれたおかげで、お料理本は、たいへん読み応えのある、可愛く、美味しそう な、そしていかにも女性が作った感じがよくでている素敵な本になったと思う。


「妖アパ」完結後、初の番外編だ。存分に召し上がれ。




ただ一つの不満は、美味しそうな料理の写真が数々あったが、あれを撮影した時、みんなで食べたそうだ。なんで呼んでくれないかな〜 (`ε´) うちの担当さんも1食食べたそうな。作者の私は?? 私は1食も食べてないんですけど〜〜〜〜〜!!!!




         
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