最近・・・





読んだ漫画「ドロヘドロ」 林田 球(小学館 @〜D以下続刊) 


こんなに残酷で凶悪でグロテクスなのに・・・・・



どうしてこんなにも、ほのぼのしているんだろう?(笑)


「ドロヘドロ」というタイトルから、またその表紙から、私はこの作品はドロドロしたサイコものだと 思っていた。



ファンタジーだったなんて!!!!(大爆笑)



「ファンタジー」は作者のこだわりが出るものである。自分の好きなように設定できるからだ。
しかし、それゆえに「独り善がり」な表現をする作者も多い。これをやられるとイライラするものだ。

その点この「ドロヘドロ」は、しっかり エンターティメントしているから 安心するし感心する。



作者林田氏の「キャラの作り方」と「細部へのこだわり」が たまらんっ!! 妙にリアルなところが吐血しそうなぐらいツボ!!


「右ホール」のスーパー「毘沙門天」の、「カードは使えません」とか
「ゾンビナイト」のグッズ屋の、Tシャツのロゴ「KILL ZOMBIE」「殺ZOMBIE」とか
「ホールの平和を守ろう! 自治会」とか
精肉機が「提供(株)HIRARTA」とか

こんな細かい部分が、もう・・・もう!!


好きっっっ!!!!!


キャラクターたちも、残酷で凶悪でグロテスクなのにメチャクチャほのぼのしている(笑)。

煙さん・・・凶悪で凶暴で悪辣なのに、いとこの能井に無視されて悲しそうなとこや、ターキーんちで 再生された全裸の能井を見て、おでこに青筋を立てているとこや、「おまけ」の漫画での恵比寿との やりとりとか、キクラゲにメロメロなとこや、プライドはあるのにセンスはないとこや、自分の 等身大のアメ細工を見て「すばらしい!」って、あんた・・・・ 大好き!!!!!



世界にも、キャラにも 「生活感」があって とても感情移入しやすい。
ファンタジーには リアリズムが絶対不可欠 だが、「ドロヘドロ」は バリバリリアルだ(笑)。早く続きが読みたい!





見た映画「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」(E・マーハイジ監督 2000年米)  


かの吸血鬼映画の傑作「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922年独)の、ノスフェラトゥ役マックス・ シュレックが、実は本物の吸血鬼だった…という設定で、その撮影現場を描いた作品。

マックス・シュレックの演技があまりにも見事だったため、当時彼は本物の吸血鬼ではないかと言われた。

その「本物」という設定のマックス・シュクレックを演じるのが、ウィレム・デフォー・・・




怖いっっっ!!!!!


どんな特殊メイクのエイリアンよりも化け物妖怪よりも!


あんたの素顔が怖いよ! ウィレム・デフォ―――ッ!!



え? 素顔じゃない?



メイクしてる??



うそ〜〜〜ん(大爆笑)!


以上。以上かよ!





見た映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」(ヘンリー・セリック監督 1993年米)  


今年のハロウィンに合わせてデジタルマスター版が劇場公開されたので、映画館で見たことがなかった ので見に行った。この作品はもう何度も何度も見ているのだが。



こうしてあらためて劇場公開されるほど、この作品には多くの熱烈なファンがついている。
それはひとえに、製作、原案、そしてキャラ設定をしたティム・バートンの力によるものだろう。
劇場に行った時も、トイレで蜘蛛の巣の柄のスカートと、ジャックの絵のついたバッグを持った ファンを見た。「うわ〜、力が入ってるなあ」と感心した(笑)。

なんといっても、主役のカボチャの王ジャックをはじめとするキャラクターの魅力が素晴らしい!!
「ドロヘドロ」にも書いたが、キャラと世界観の細部にわたる「こだわり」が生み出すリアリズムに、 はじめてこの作品を見た時は、もう 震えるほど感激した!!
画面のすみずみまで見たくて見たくて目が忙しい!! 



私は「ミュージカル」は苦手なのだが(というより嫌い)、この作品に関して だけは、ミュージカルでも全然OK!だ(というより、 映画ならミュージカルOKか
キャラをアテる役者たちの演技も言うことなし!! ブギー親分が最高だ!!





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