最近(10年4月16日頃)・・・



・・・見た映画  『シャーロック・ホームズ』  





だいぶ以前に予告をチラリと見て、面白そうだと思った。



すごいぞ……と、聞いていた。



映画雑誌に載っていた出演者たちのインタビューを読んで、期待が高まった。



しかし……




これほどスゴイとはΣ(゜д゜;)!!!



え……っ



エェェェエエエエ(((゜д゜;)))エェェェエエエエ!!



どこの同人屋だこの脚本を書いたのはぁあああ!!!



……と、この私が絶叫するくらい BL だったドびっくり。


いや、バリバリのメジャー作品だよ?! ガイ・リッチー監督だよ?! 『モーリス』とか『アナカン』みたいな芸術作品じゃないよ?!  アクションものだよ?! 


それで「BL」?!Σ( ̄ロ ̄lll)!!  ホントに本気で「BL」?!(; ̄Д ̄)


監督のガイ・リッチーは、もともと「女が入り込めない男同士の絆」を描くのが好きな監督なんだが……


や、そういうの好きな監督は他にもいるけどさ……マイケル・チミノ(『ディア・ハンター』)とか……


でも……



でも!!!




この『シャーロック・ホームズ』の「男同士の絆」は、あまりにも「同人的」「腐女子的」「少女漫画的」なんですけどぉおおおお!!


実際、大槻ケンヂがパンフの中で「腐女子向け」とか言ってるし!!(カフェで読んでて、カフェ・ラテ噴くか思った、バカ!)



ガイ・リッチー……天然?????



いや、インタビューで「ゲイでない男同士云々」とか言ってるし!!




計算…………!!



ガイ・リッチー……恐ろしい子!!(゚◇゚;)!!!




いやぁ〜最近で、一番びっくりした。


まず、ホームズにロバート・ダウニーJr、ワトソンにジュード・ロウと、この配役だけでも興味津々! 期待度MAXだよ!
ガイ・リッチーは「今までのワトソン像を覆したい」「ホームズと対等の”できる男、ワトソン”を描きたい」 そして……「ワトソンには美形を!」と熱望し、だからジュード・ロウを熱望したわけで……

その「ジュード・ワトソン」たるや、 本当にこれまでの「ワトソン像」を根本からひっくり返す……まさに、まさにこれが、リッチーが望んだ理想のワトソンなわけで……




ジュード・ワトソン!! 俺のアポロン! 俺の女神!!o(≧▽≦)o



というのが、ものすごく伝わってきた(笑)。リッチーったら…………。

一方、ダウニー・ホームズも、これまでの「ホームズ像」とはまったく違うのだ……と思っていたら、このホームズが、実は 原作に一番近いのだという。 えっ、そうなの?! (・_・;)
私が大好きな、イギリス・グラナダテレビの『シャーロック・ホームズ』シリーズの、 ジェレミー・ブレッド演じるところのホームズは、「イギリス紳士すぎる」らしいのだ。
この、ジェレミー・ホームズが「真のホームズ」と絶賛されるということは、全世界にいかに「イギリス人とは」というイメージが 浸透しているかを物語るのね。

それはともかく。

ロバート・ダウニーJrが……R先生言うところの すごくいい傷み具合 で(笑)、これも、リッチーが 望んだ理想そのものなのだろうなぁ〜と、つくづく感心した。


この「まるでダメなオッサン」なホームズと、「美形」で「元軍人」な「できる男」のワトソンが……ぜ、ぜ、ぜ……



絶妙ぅぅぅうううう!!!


そりゃあもぉ〜……もぉおおおおお……!! 度肝抜かれるほど「絶妙」だった!! ガイ・リッチー、恐ろしい子!!!!



で、ここで特筆したいのは!!



吹き替え!!o(≧▽≦)o


もともと私は、洋画は吹き替え派。 だって、吹き替版の方が字幕版よりも、情報量が倍以上多い んだぜ?!  しかも、ヘタな字幕に当たった日にゃあ、最悪じゃん (NさんとかNさんとか Nさんとか)。まぁ、吹き替えも、タレントがアテてたりしたら撃沈だけども。


でも、『シャーロック・ホームズ』は違ったよ!!o(≧▽≦)o
ちゃんと、ベテラン声優がアテてくれたよ!!o(≧▽≦)o


って、それって当たり前ですから〜〜〜!!!(`д´)


……いかん。脱線しそうだ。



藤原ホームズに、森川ワトソン!!
YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!



まるでダメなオッサンを演じさせれば日本一の藤原啓治と、ドSなクールビューティを演じさせれば、こちらも日本一の 森川智之。


この配役、素敵すぎる!!!!!


藤原ホームズ、ピッタリすぎる!!!

森川ワトソン、素敵すぎる!!!!(悶絶)



俳優本人の声やしゃべりが好きな人は、もちろん字幕を見ればいいけれども(私も俳優によっては、声を聴きたい時もある)、 「物語に集中できる」のは、断然吹き替えだ。

そして、本作品に限って言えば……200%吹き替え推奨!!!!
ガイ・リッチーが描きたかった「ホームズとワトソンの関係性」が、より伝わってくるのが吹き替え版の方。一部、字幕版の方が 「表現が生々しい」部分はあるものの(字幕も見たのかって? 当然だ。私は、吹き替え2回、字幕1回見た。もっと行きたかった)、 二人の細かい表情とか動作は、字幕を読んでいたんじゃ全然わからないだろう。

それほど、表現が「きめ細やか」なんだよ!!! ちょっとした「目配せ」や「身体の動き」に、ガイ・リッチーがこめた「想い」(笑) が、イタイほど伝わってくるよ!!(爆笑)
それを、藤原さんと森川さんは、あますところなく表現してくれた。さすが、ベテラン!! さすがBLCD常連!!(大笑)

「吹き替え」ってさ、こうあるべきだよね〜。 俳優は物語に集中させてこそナンボでしょ? それを、わざわざ白けさせるキャスティング をするバカ映画って、ほんと信じられない……あ、また脱線しそう。いかんいかん。



テレビ雑誌『ブロス』で、「愛し合っているとしか思えない熟年夫婦」と評され、映画雑誌各誌のインタビューでも、 「僕はジュードとラブコメディを演じているようだったよ」(byロバート)「運命の相手? (ロバートを指して」彼かな」 (byジュード)「あ、僕もそう思っていた」(byロバート」……などと、(一部の)読者を煽りに煽りまくっていたけど、 私は、そうはいっても「あくまでも比喩に過ぎないだろう」と思っていた。


甘かったな。ガイ・リッチーを舐めていた。



まさか、ガイ・リッチーが腐女子だったとは(大笑)



とにかく、ホームズの「ワトソン好き好きオーラ」が、ただごとではない(笑)。 ただごとではないほど「あからさま」である!  「えっ、こんなにあからさまに表現していいの?」と絶句するほど、「きちんと」描いてくれているばくしょう。
例えば、ワトソンがホームズを夕食に誘うのだが、最初行くと言っていたホームズが、ワトソンの婚約者も来るとわかったとたん 「予定がある」と拒否したり、ワトソンに婚約者がいると知っているはずなのに、「二人(ホームズとワトソン)で兄の別荘に行こう」 と言ったり(二人で別荘へ行って何する気だ!)、あまりにも「あからさま」すぎて、見ているこっちもあからさまに吹き出し笑い。

そして……ホームズがワトソンの背中にもたれて寝ているとか、ホームズが床に座って手紙を読もうとして、椅子に座っている ワトソンのそばまでわざわざ行って、ワトソンの太ももに腕を乗せて手紙を読む……とか。



そういう行動がものすごく自然で、「ああ、こういうことを、いつもいつもいつもいつもやってるんだな、君たちは」という ことを私たちに伝えたいんだね、ガイ・リッチー!!!!



やればできるんだけど、本当にまるでダメなおっさんのホームズが、「僕はもう事件には関わらない」と言うワトソンに 「そうか」と納得して見せて、わざと銃を置いて出て行く(ここらへんが、やればできるところ/笑)。  それを見てワトソンは「……わざと置いていったな」と、「苦笑い」する。



吐血!!!!!!!



「苦笑い」するとこなんか、どれだけ腐女子のツボを心得ているの、ガイ・リッチー!! 
また、苦笑いして、やっぱりホームズの後を追うワトソンの、そして、ホームズを危機一髪で救うワトソンの……なんてカッコイイ ことぉおおおおお!!!!! もぉー、劇場で



「王子様か!!!!」


と、絶叫するかと思った。アブネー。



某R先生が、上映開始10分後に



「DVD出たら、買う!!!!」



と言った気持ちがよくわかる。私も買う。買わいでか。


何度でも何度でも繰り返し見たい!! できるけどマダオなホームズと、アポロンのようなワトソン!!



この「愛し合っているとしか思えない熟年夫婦」よ、永遠なれ!!


シリーズ化切望ぉぉおおおおお!!!!!





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