最近(09年8月6日頃)・・・



・・・見た映画 『MW』 岩本仁志監督 



とうとう見に行った。感慨深い。


何が感慨深いというと、この「MW」の映画には個人的な因縁があるからだ。

「MW」の映画化が発表される直前に、とある場所で、おそるべき偶然によって、私と他数名が、それまで思いもよらなかった 「生ハマリ」をした(笑)。玉木宏である。

どんな「恐るべき偶然」なのかは、ここでは言えないぐらいすごい話なので省かざるを得ない。
とにかく、それは「神がかり」だった。まさに「萌えの神様がご降臨された」としか言いようのない事が起きたのだ。


我々が、初生モノの玉木宏に転がり回っていたまさにその時、「MW」が映画化され、主役を玉木宏が務めるとの情報が入った。
その時、我々を襲った「激震」はすさまじかった。



あの! あの、手塚治虫の「MW」が、玉木宏で実写化!?
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工




……あの頃が、一番幸せだった……( ̄― ̄°)


自分たちが勝手に妄想をしていたことが「現実になる」ことは、すべてのオタクたちの夢だろう。
それが叶ったのだ!(その時はそう思った) 「生モノ」であるがゆえの特権というかなんというか……。とにかくすごかった。 毎週毎週、某所に集まって深夜遅くまで大騒ぎしたものだ。


それゆえに、「映画からは同性愛の部分がカットされる」と聞いた時の、我々の落胆たるや……


まさに、天国から地獄へ、だ。ここらへんは、シャウトにも書いた。


もちろん、玉木宏と山田孝弘で、実写で見られたはずの同性愛表現がカットされたのは腹が立つ。しかし、問題はそんな 単純なことではない。
あの、神様手塚治虫が描いた同性愛だ。それは、「MW」という物語を貫く重要な愛憎劇あり、このことにより、「MW」は 単なる犯罪アクションではなく、重厚な人間ドラマとなっているのだ。



それを削るなどとは、手塚御大に対する冒涜!!

同性愛に対する偏見!!!

いずれにせよ許せん!!



最初は、監督が「同性愛描写から逃げた」と思った。
だが、映画が公開になってから、監督は

「最初は原作通り同性愛表現を入れようとしていたが、スポンサーが、同性愛表現を入れたら金を出さないと言ったので、 カットして作った」

と、暴露したのだ。

スポンサーの態度に腸が煮えくり返った。

玉木宏、山田孝之の事務所は、どちらも同性愛表現にOKを出していたのだ。
もしも、原作通りのものに仕上げていたら……!
邦画史上希に見る、異色にして重厚な人間ドラマになっていたかも知れない。邦画にとって、エポックメイキング的な作品に なっていたかも知れないのだ!(そして、玉木宏にとっても重要な代表作になったかも知れないのに!)

かえすがえすも悔しい!!

これが、邦画のおかれた現状なのかと絶望した!!



バカスポンサーは、地獄へ堕ちろ!!


また、こんなことを後から暴露する監督も監督だ。
金を出してくれるスポンサーを他に探しもせず、バカスポンサーの前に屈して中途半端なものを作りやがって、天才手塚の作品を 貶めた。


手塚治虫の「禁断の問題作」が、「ただのトレンディドラマだ」と評されたのだ!

映画監督として恥を知れ!! クリエイターの風上にもおけん!!



まったく(`皿´)##


このことについては、これだけ語っても語り足りん!!



ということで、そろそろ作品の感想を(笑)



結果から言うと……



あまりにも原作と違い過ぎて、いっそ清々しいほど別物として見ることができました!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \



これって、怪我の功名? (゜▽ ゜)



面白かったよ。途中でダレることもなかったし、 玉木宏の、徹底した悪っぷりが痛快だった(二重三重に作戦を用意しているのが気持ちいい)。 犠牲者のグロい死に様も良し(最初の女以外)。



でもね……



これは、映画じゃない!!

2時間ドラマだよ!!!(`□´)#



コンパクトにうまくまとめてんじゃねぇよ〜〜〜〜〜〜おおお!!!!
ファッキュ━━━( ゚Д゚)凸━━━ !!



批評家に「ただのトレンディドラマだ」って言われるわけだ。



天才手塚の作品がトレンディドラマ…… (´Д`ヽ)トホホ




玉木宏がインタビューで「原作の同性愛表現は匂わす程度」と言っていたが、原作を知らない人には、ほとんどわからない。
逆に、原作を知らない腐女子は、かえって妄想できてしまうほど……つまり、それほど「ほとんどなにもない」のである。

原作を知っている腐女子の私のアンテナは、ピクリともしなかったぜ( `д´) ケッ!



原作を知らない方が、はぁはぁ言えたかもなぁ…………



_| ̄|○;||



それにしても、玉様はペラい。写真からでもわかる。ペラすぎる(笑)
物語の冒頭で、白いジャケット&パンツルック&付け髭で現れるのだが…………似合わない。身体がペラいので、ぜんぜん悪そうに 見えない。つまり、貫禄がない(大笑)いや、まぁ「結城」というキャラは、細くても別にいいんだが。でも、もうちょっと 肉がついてても良かったのでは?
終盤、池に潜るシーンがあって、当時体脂肪がわずか4%しかなかった玉様は、身体が浮かなくて溺れそうになったとか。元水泳選手のくせに。

それほど、ペラい悪のヒーローであった。

足、ほっそ―――っ!!!!







・・・見た映画 『NARUTOー疾風伝ー 火の意思を継ぐ者』 むらた雅彦監督




なまじ原作に思い入れと因縁のある「MW」と違い、こちらはとてもお気楽に見られた。

それは置いといても、今回の作品は、今までの劇場版NARUTOの中では一番面白いのではと思う。
細かい部分につっこみたい箇所はあるものの、全体的によくまとまっていて、中だるみもなし、テンポも良し。
カカシファンとしては、カカシが全編にわたりチョロチョロとよく出ているのも嬉しかった(カカシスキーサイトのマスターが、 カカシが出る映画といっても、最初と終わりだけ出てるだけ、なんじゃ? と心配していたが、そうじゃなかった。私もそれを 心配していた)。

ナルトはじめ、子ども達のそれぞれの見せ場もまんべんなくあり、アスマや、カカシの子ども時代のシーンも効果的に使われている。
テレビで急に、カカシの過去エピの「戦場のボーイズライフ <←このタイトル(^^;)>」を放映したのは、この映画のためだった んだな。

重厚な感じはしないけど(オリジナルストーリーというのは、どうしても ペラくなる)、「MW」よりも、よほど「劇場版」「映画」って感じがするよ。



一人で見に行くのは、ちょっと不安もあったが…、まわりじゅうをガキに 囲まれるのではないかと(以前、「美女と野獣」を一人で見に行って、まわりじゅうをカップルに囲まれて 大変居心地が悪かった経験が……。ちょっと離れたところに一人で来てる男がいて、私とその人と、まるで「飛び地」のようだった/笑)。


だが、心配は無用だった。



「大きいお友達」の姿は多かったぞ(≧▽≦)b



カカシ、ナルトスキー、またはそのカップルスキーには、たまらない作りになっていた(大笑)。
今回、とことん「受け身」のカカシが、受け臭くて良かったなぁ〜 :*:・( ̄∀ ̄)・:*:



それにしても、あのオチ……。


某バカ放送局と違い、テレ東は「ホモ」に寛容だ。それとも、アニメだからかな?(アニ銀しかり)





某バカ放送局は、テレ東やアニ銀の足の爪の垢でも呑ませてもらえよ ( ゚д゚)、ペッ





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