最近(08年9月25日頃)・・・



・・・一気買いした漫画 「トッキュー」全20巻 小森陽一/久保ミツロウ 講談社



ワンピチャットで(またか/笑)プッシュプッシュプッシュされた(笑)逸品。

海上保安庁の潜水士が、海上保安庁の中でも救命のスペシャリスト集団「特殊救難隊(通称トッキュー)」を目指して頑張る、熱血青春モノ。 週刊少年マガジンで連載されていた。

この作品の、何が「プッシュ(笑)」されたのかといえば、男、男、男の現場で、命がけの仕事、憧れの先輩、ライバルの存在…… などなど。ま、萌え要素のオンパレードだということだね。
特に、主人公の熱血青年兵悟が憧れるトッキューのエース真田甚をめぐる、ライバル石井メグルとの、まるで「恋の鞘当」のような 三角関係が……

異様(笑)

兵悟もメグルも、いついかなる場合でも真田先輩まっしぐら。女の子にも見向きもしない。そのまっしぐら加減が……異様(笑)。 「ホントに少年誌で連載してたの?」と思うほど。

とはいえ、そういう(兵悟の年下ワンコ攻めの真田先輩受けだな)ことは置いといて。 物語は純粋に面白い!!(≧▽≦)b 
もともと「スペシャリスト」や「プロフェッショナル」は大好きだが、この作品は脇キャラが みんないい。兵悟の潜水士時代の仲間も、トッキューに行ってからの仲間も、キャラ立ちまくりの粒ぞろい。

事件(主に海難救助)のシーンも迫力があって見ごたえ充分だし、訓練風景も面白い。宴会は「全員裸で」とか、退官する人は 裸にして海へ放り込むとか(男だけの職場って、ホント裸が好きだな)、署には、「男目当て」のイタズラ電話がかかってくるとか(男から/笑)、 日常のエピソードも全部面白い。

主人公の「熱血さ」も、私としてはギリギリOK。あの、ちょっと暑苦しすぎる裏には、父を亡くしたトラウマがある……という捻りも 効いてるね。 「目ェキラキラさせんじゃねぇ!」という、熱血というキャラを逆手にとった表現がしばしばあって、それが 兵悟の暑苦しさをギリギリのところで止めている、という気がする。
女の子たちもイヤミがなくて、まったく問題なし! 兵悟を慕うユリちゃんも、「乙女」なんだが、その乙女がいつも裏目に出るあたり が好感が持てる(いや、イヤミじゃないよ。微笑ましいという意味)。

兵悟のライバル、メグルにも、真田先輩にも、ひょっとしてコイツとうまくいく? というような女性キャラはいるのだが、最後まで 「くっつく」気配もなかった。このことが、同人でも盛り上がった要因の一つだろうなぁ。ここが「サンデー」と「マガジン」 の違いか?(笑)


ともかく。作品全体を貫く大きな物語も、散りばめられたエピソードも、どれも面白くて一気に読める。
やっぱり、スペシャリストっていいなあ!!





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