音楽が大好きだ!!




♪ロックはやっぱりUK(イギリス)ロックよね

   デヴィッド・ボウイ、U2、スティング、エルトン・ジョン…… 彼らについては何も言うことはないだろう。超メジャー級ロックアーティストである。
   なぜかボウイ先生のロックがワルガキに合うのだ。なぜだろう?
   あ、リッキー・マーチンのロックもいい。郷ひろみの「アチチ」の元歌の人といえば「ああ」と思う だろう(とっても不愉快だが)。スペイン語で聴く元歌の方が百万倍いいんだから。彼がスペイン語で歌う 「Bella」は(英語版もあるが、やっぱりスペイン語の方が断然いい!)、ロマンチックでセクシーで、 これをBGMにラブシーンなんか描いてるとメチャクチャ盛り上がるのだ(笑)! そういえば、ボウイ先生が 歌う「ヒーローズ」も、英語版よりドイツ語版の方がセクシーに聞こえるよなあ。
   上のタイトル、ロックはやっぱりUS(アメリカ)以外よね、にするか。



♪民族音楽は想像力を刺激する

   カール・ジェンキンス 「アディエマス」……こういう土着の匂いがするような音楽が 大好きだ。歌い手が、たった一人というのがびっくり。すごいミキシングテクだ。

   久石 譲 「風の谷のナウシカ」他……久石さんの音楽はスタイリッシュなものも あるが、ナウシカやラピュタのような民俗音楽的なものも彼自身が好きらしい。異世界を容易に思わせる 「どこか」の音楽。好きだ〜♪

   マドレデウス 「運命」他……ポルトガル出身のグループ。ギターとアコーディオンの 素朴な旋律と、テレーザの美しいボーカルがなんともアコースティック。この「運命」は、「ワルガキと 満月の人魚」のテーマ曲にさせてもらった(勝手に)。

   ジプシー・キング 「インスピレィション」他……言わずと知れた超メジャー超ベテラン スパニッシュグループ。この「インスピレィション」は、テレビ時代劇「鬼平犯科長」のエンディングテーマ としても超メジャー(超が多いな)。フラメンコギターって、どうしてこんなにも 硬派の時代劇に合うんでしょう(必殺仕事人もフラメンコだったよな)?!
   超絶フラメンコギターテクと渋すぎる「潮枯れ声」にしびれまくる。 私ゃ、ジプキンを聞いて時代劇を2本も書いちゃったよ。
   彼らのコンサートで、壇上に並んだ7人のギタリストによる7本のフラメンコギターの 乱れ弾きは、のけぞるほど見事だった。

   エンヤ 「シェパードムーン」他……この人も超メジャー。最近では、あのNYテロ 事件の後、ニューヨーカーの心を癒した「オンリータイム」がヒットしたことで有名。
   まるでアイルランドの自然そのものを音楽にしたよう。「環境音楽」という言葉ができた時、最初に 注目されたのも頷ける。
   エンヤのお姉さんがボーカルをつとめるグループ、クラナドも好きだ。こちらの音楽はエンヤに比べ、 若干スタイリッシュなものになっている。エンヤが軟質なのに対し、こちらは硬質な感じがする。



♪ワールドワイドなワールドミュージック

   サラ・ブライトマン 「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」他……超メジャー(これば っかり)。初めてCMでこの曲を聴いた時、誰かさんの名セリフじゃないけどビビビビときたものだ。 さっそくCDショップのクラシックのコーナーに探しに行ったがなくて、オペラのコーナーとも違って、係員に 尋ねたら「ワールドミュージックのコーナーです」と言われた。
   最近は、クラシックのようで民族音楽のようでロックのようでみたいな、アレンジの複雑な音楽が 増えてきているらしい。そういうのは全部「ワールドミュージック」でくくってしまえということか?
   美しく力強く、神がかり的なサラの歌声。実際歌っている姿を見ると、まるで「今、巫女 ってます」みたいな完全なトランス状態。ちょっとコワイ。クラシックからポップスやロックまでこなしてくれ るので、ワルガキの作品でもあちこちでBGMをつとめてくれています。

   フランク・ピーターソン 「マスター・オブ・チャント」……↑のサラ・ブライトマンの プロデューサーとしても有名なピーターソンプロデュースによる、グレゴリオ聖歌をポップミュージック風に アレンジしたもの。ストイックな男性合唱が歌い上げるポップミュージックに不思議な感覚を覚える。これも 「魔弾の射手」や新刊「闇からの挑戦状」などのワルガキを盛り上げるBGMとして使わせてもらった。

   リベラ 「リベラ」……少年コーラスと低音ビートの融合。最近クラシックを ポップ、ロック調にアレンジする音楽が増えてきたなあ。嬉しいことだ。クラシックはクラシックで大好きだけど、 それを斬新な解釈で聴けるというのもいいものだ。想像力がすごく刺激される。

   パット・メセニー・グループ 「ファルコン」他……フュージョンというジャンルが どうもイマイチわからない。パット・メセニー・グループはアメリカ出身。ジャンルを越えた音楽を提供し続けて いるので、ある店ではフュージョンのコーナーに、ある店ではジャズのコーナーに置かれていたりする。
   パット・メセニーを知ったのはこのアルバム、映画「コードネームはファルコン」の サントラ。映画はぜんぜん知らないが、ボウイ先生がアルバム制作に関わっていたのでそれにつられて買ったら、 ボウイ先生のメインテーマも良かったけど、パット・メセニー・グループによる「ファルコン」に魂を抜かれて しまったのだ。なんともスタイリッシュでクールなサウンド。何よりもボーカル担当のペドロ・アズナーの すばらしい歌声にしびれきった。透明感あふれてセクシーかつ、鞭のようにしなやかで力強い声。これ以降、 私の中ではパット・メセニー・グループ=ペドロ・アズナーになってしまった。アズナーはメセニーのアルバムに 毎回参加しているわけではないので、CDを買う時はアズナーの名前があるかチェックが欠かせない。



♪気軽に聴ける楽しいポップ

   ナナ・ムスクーリ「AY AMOR」他……私はイタリアン・ポップアーティスト と思っているけど、シャンソン 、クラシック、ロックと幅広く活躍している女性シンガー。とあるイタ飯屋に入った時、店内に流れていた イタリアンポップがあまりにも素敵ですぐに探しに行った。その時、ナナ・ムスクーリのCDを聴いたのだ。 決してスタイリッシュではないけれど、ノスタルジックなサウンドに思わず癒されてしまう。旅行などの際に 電車やバスの中で聴くのにいい。

   セリーヌ・ディオン 「パワー・オブ・ラブ」他……映画「タイタニック」のテーマを 歌ったことで超メジャー(またか)。私は ラジオやテレビ番組などで熱心に音楽を聴く人間ではないので、音楽との出会いはいつも「たまたま」である。 この頃、セリーヌ・ディオンの名をよくきいていたので、たまたま中古CDショップでベストアルバムを みつけたので買ったのがきっかけ。最初は「ああ、聴きやすい曲だなあ」ぐらいだったが、自分で描いたラブシーン をみかえしていた時にかかった「パワー・オブ・ラブ」があまりにハマっていて泣きそうになった(笑)。
   「カナダの美空ひばり」と言われるだけあって、「熱唱」というにふさわしいパワー あふれる歌いっぷり。元気が出ます。

   カーペンターズ 「イエスタディ・ワンス・モア」他……いわずもがな。超超超メジャー。 私が初めてハマった洋楽である。カレンの歌声は脳にアルファ波を起こすとか。今でいう「癒し系」の歌声らしい。 ずっとクラシックを聴いていた私が、ようやく他のジャンルに目をむけたのがカーペンターズだったので、ロックや 邦楽を聴くようになるまでずいぶんかかってしまった。



♪原点がクラシックでよかった

   生まれて初めてハマった音楽のジャンルがクラシックである。両親が好きだったからだ。 ベートーベンが好き! とかいうんじゃなくて、ベートーベンの「田園」や「第九」が好き、チャイコフスキーの 「ピアノ協奏曲第一番」が好き、モーツァルトの「レクイエム」が好き、というあまりこだわりのない クラシック好きである。サン・サーンスの「白鳥」やラフマニノフの「ボカリーズ」など、小さい作品もいろいろ 好きだ。
   例えば東京ー大阪間を旅する時、私はよく昼バスを使う。最短でも7時間の長旅だが 私はこういう長旅は好きで、音楽を聴きながら窓の景色をながめ、作品のことなどあれこれ思い巡るのがすごく 好きなのだ。その際になくてはならないBGM。他のジャンルの音楽を聴いている時は、ジャンルに合わせた 想像力が働く。しかし、いろいろ考えることに疲れた時にはクラシックを聴くのだ。モーツァルトの「ミサ曲」 、ワーグナーの「さまよえるオランダ人」など、お気に入りを編集したものを聴いていると、音楽そのものに ハマって酔って、時間がアッという間に過ぎてしまう。クラシック音楽も脳内にアルファ波を起こし、一種の トランス状態にしてしまうらしいから、何も考える間もなく時間が過ぎるというのも頷ける。
   これに関して面白いエピソードがある。作家の中島らも氏の話だが、らもさんはシタール というインドの弦楽器が好きでよく弾いて楽しむらしいが、シタールを弾こうとして「ジャラ〜ン」とひと弾きした までは覚えているのに、次にハッと気づくとなんと4時間もたっていたというのだ。その間の記憶はないが、どうも シタールはちゃんと弾いていたらしい。シタールの音色には、人をトランス状態にしてしまう効果があるのだという。
   たまにはこのように、脳を真っ白にしてあげるのもいいと思う。



♪とっても助かるアンソロジー

   「feel」「image」他…… アンソロジーというとパッと思い浮かぶもの……は、置いておいて(わかる人だけ 笑って下さい)、昨今音楽界にもアンソロジーブームが吹きまくっている。これはとっても助かる。特に私 のようなズボラな人間には、一度にいろんなアーティストの音楽が聴けるなんて、なんて手っ取り早くて手間いらず なんだー! ここから、さらに自分のお気に入りをみつけられるじゃないかー! と、思っている奴が多いので アンソロジーが売れるのだろうな。重宝してます。ハイ。



♪ところで邦楽は?

   ラブソングアンソロジー「Kiss」他……創作活動をしている時、 日本語の歌なりテレビの声などはとても邪魔になる。脳がどうしても そっちを意識してしまうのだ。そうでなくても、昔から邦楽にはあまり興味がなかった。流行の歌なんてほとんど 何も知らない。今でも。
   普段はそれで全然かまわないのだが、、 困るのはカラオケである(笑)。カラオケは好きなのに歌える曲がない矛盾! いつまでたっても 数少ないレパートリーの、同じ 歌ばかり歌ってはいられないので、このごろちょっと勉強してます。あくまでもカラオケ用に(笑)! こういう時 やっぱり役に立ってくれるのがアンソロジー。ラブソングやテレビドラマ主題歌などの特集は、アーティストも 幅広く、カラオケでいつでも必ずみつけられるメジャーな曲ばかりなので助かる。
   特に好きな歌手とかはないけど(とにかく歌がヘタクソだし)、 ガーネットクロウのサウンドは、どことなくノスタルジック で気に入った。歌は難しいけど。
   一時の、ノリばっかりを追った中身スカスカソング全盛がようやく過ぎて、旋律や詩を 重視した歌が増えてきたのを嬉しく思う。





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