ファンム・アレース4解説




2010年1月、2月、3月と……仕事をさぼらずにちゃんとやっときゃ良かったものを……。


まさか、4月、5月、6月と、まったく仕事ができなくなってしまうとは……




お釈迦様でもわかるめえ!! だから人生に「たら」「れば」はないのさ!!開き直り



講談社の香月日輪追い込み漁予定表によれば「3月末締め切り」だった「ファンム4」。
急いで仕上げなければ、その後の仕事が次々と遅れる!

となれば、私のいつもの手口



好みのキャラを出して筆を進めよう! タラッタラ〜〜〜♪♪♪





このカップル……じゃねぇ、二人組(笑)。

1巻に登場した殺し屋ズだが、こいつらは、またそのうちどこかで出そうとは思っていた。

あ、今見たら服の色が設定と違う。まぁ、いいか。


初登場の時に、サーブルの方をちょっと好みの男に作った。
裏設定ができたのはその後。あまり児童向けではなかったが(笑)、裏なんだからいいか〜とか思っていた。



しかしまぁ、時代は移り、担当さんの意識も変わり(大笑)
ファンム4を書くにあたって……




裏設定を表に出して書いてもいいのではないかと!


これは、魔法円の前でアイデァの神様を呼び出す儀式のようなもので(笑)、この召喚法は実にうまくいった。





漆黒の長髪の、闇のような陰で煌めく神の緑の瞳。
営々と血を結晶し続けてきた、作られた身体。
ものとして売り買いされる定めのもとに生まれてきた人生。

「生きた宝石」と呼ばれる、生まれながらの殺し屋。

そして「宿命の相手」との出会い。


その数奇な運命のもとに生まれたこと、それでも生きながらえている自分を蔑むように笑う、 彷徨える不死者マクロビアン……。






謎の術法と居合いを操り、背中には天女の刺青。
紙巻きの煙草をくゆらす、色っぽい中年……。


いいっ……!!

萌えるじゃないのぉぉお!!



というわけで、サーブルが絡む場所は、とてもサクサクと筆が進んだ(笑)。



ここまでは、良かった。




やっぱりな……やっぱり、自分の好みの萌えキャラを作るのは「諸刃の刃」だよなぁ。
千晶ちゃんの時に、そう学んだはずなのに……。


こういう好みのキャラを作った時、設定やらが次々と浮かんできて、それが本編に反映されればいいのだが、「いらぬ設定」とか 「使えぬネタ」とかばっかりがやたら浮かんで止まらなくなることがある。

この現象の凄かったのが、千晶先生である。「妖アパ5」の解説にも書いたが、私は長期間にわたって凄まじい「設定の嵐」に 見舞われた。本当に萌えの神様がご光臨され、私にああだこうだと千晶先生のことをお話になり続けたのだ。


サーブルの守護神様も、ご光臨されかけた!!

今! 今は、マズイ!! サーブルのあんな話やこんな話は聞きたいけれど、今、千晶先生の時みたいに1ヶ月も2ヶ月も 「サーブルの設定の嵐」に巻き込まれるわけにはいかないのだ!
私は、魔法円から半分身体の出かかった神様に「それ以上出てこないでぇぇええええええ!!!!」と待ったをかけた。はぁはぁ……。


なんとか「設定の嵐」にだけは巻き込まれないですんだが……。

それでも浮かんでくる、どうでもいいネタ。それでも考えずにはいられない、しょーもないネタ。


たとえば、サーブルたちが仲間になったからには、それすなわち「ともに生活をする」わけで……。




食事をするサーブル……ララたちと同じものを食べるの? それとも食事は別??(;´Д`)ハァハァ

お風呂とかどうするんだろう! 水浴びとか……一緒にするのかな??(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ

寝る時は、みんなで一緒に寝るのかな!!!(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!



……などと。本編にまるっきり関係なさそうなことばかり考えてしまうので……




冬のインテでは、突発的「ファンム・アレース4」本を出してしまうかも知れません!!



「荒縄」と「鞭」がキーワードになって妄想が止まらなくて、眠れなかったこともあるばくしょう(いや、眠れなかったのは、他にも 原因はあるんだけど)。

しかし、ネタというのは、こういう妄想の海から生まれてくるもので、妄想の海というのは、すなわち「滋養の海」なわけだ。
命の元がたくさん漂っている海から、やがて生物が生まれてくるように、私の妄想の海からも、ファンム5に繋がるネタが生まれてきた。
なんと、「荒縄」と「鞭」の妄想が、本編で形になる! わからんものだなぁ(笑)








元ペルソナ僧「火炎魔人のオストラム」と「天通眼のヴァール」は、「エル・シオン」を読んだ人にはわかるキャラ。
この二人も、いずれ登場させようと思ってた。

関西弁を使ったのは、ペルソナ僧たちの特徴を表すのにピッタリだったため。愉快な坊さんたちなのである。


「エル・シオン」は、「エリュシオン(原題復活)」として講談社で再出版されるかも知れない。 そうなったらこの二人は、今度は「エリュシオン」の方に「再登場」となるのだ。面白いな。






いよいよ第5巻で終了予定のファンム・アレースだが、せっかっくサーブルが仲間になったので、ララご一行様をもう少し 動かしてみたいと思う。もう1巻増やす……まではいかないと思うが、かなり長くなるかも知れないな。いつもながら、書いてみないと わからんが。








本編に全く関係なさそうな、どーでもいいネタ


サーブルは、煙草を自分で作っている。

煙草を巻き巻きしている時が、一番楽しそう。









着替え中。

黒灰色のマントの下は、なんとなく和装っぽい。

宿にいる時などは、「着流し」のような恰好。

着物……(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!


一番下に着ているスーツというのは、身体にピッタリとした不燃布の装束。




主人公について一言も触れていないな……。




  
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